慢性関節リウマチ
● 原因 自己免疫疾患とされる 20~50歳の女性に多い ● 症状 朝のこわばり、関節の腫脹・疼痛 関節の変形(尺側偏位、スワンネック、ボタンホール変形、ハンマー状足趾、クルケンベルグ変形) 神経症状、皮膚症状、肺病変(間質性肺炎)、骨粗鬆症など多彩 ● 備考 検査:X線(骨委縮、関節裂隙の狭小化、関節の変形・強直・骨破壊)、 環椎歯状突起脱臼、炎症所見、RA因子など 慢性関節リウマチの診断基準(4項目以上でRA) ①1時間以上の朝のこわばり ②3ヶ所以上の関節の同時腫脹 ③手首・MP・PIP関節で1ヶ所以上の腫脹 ④1ヶ所以上の同時対称性腫脹 ⑤リウマトイド(皮下)結節:無痛性の硬い結節 ⑥血清リウマトイド因子陽性 ⑦1ヶ所以上の手の関節のX線変化 悪性関節リウマチ:全身性の血管症状が強いもの 症状では紫斑、下腿潰瘍、指趾の壊疽、心臓症状、高熱、 関節液の粘性低下などを呈する レイノー現象なし 抗TNFα製剤 関節炎はⅢ型アレルギー(自己免疫)型に分類される 関節リウマチの手指のしびれの原因として、環軸関節亜脱臼、手根管症候群、血管炎 などが考えられる