心筋梗塞
● 概念 冠動脈の閉塞による心筋壊死 冠同動脈が動脈硬化などにより内腔が狭くなり、そこに血栓ができて血流がとだえて、 心筋が酸素・栄養不足になって壊死する ● 原因 アテローム硬化が多い 危険因子は喫煙、肥満、ストレス、家族歴、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症など *高コレステロール血症 高LDL血症、低HDL血症 ● 症状 前胸部胸骨裏の締扼痛、悪心・嘔吐、呼吸困難、動悸、冷汗、発熱など 発作時間は30分以上 左肩・左上肢に放散痛 ● 備考 検査:心電図で異常Q波、ST上昇、冠性T波、不整脈など 血清酸素(CK、AST(GOT)、LDH)上昇、 炎症所見(主にCRP陽性、赤沈亢進、白血球増多)など 心室性期外収縮 治療:CCU転送など ニトログリセリンは無効 胸痛が強い場合は塩酸モルヒネなどの麻薬を使用 カテーテル治療(バルーン療法、ステント療法) バイパス手術 ● その他 心筋梗塞患者の福祉住環境整備においては、脱衣所、浴室、トイレなどでの 温度変化への配慮と、階段昇降などによる心臓への負担に注意する必要がある