足根管症候群
●概念
脛骨神経(脛骨内果後方の屈筋支帯下)の絞扼性障害。
多くはガングリオンによる。
外傷(骨片、腫脹など)、足根骨癒合症、過度回内足なども原因となる。
●症状
足底へ放散する灼熱痛・圧痛(夜間に増悪)、
歩行や立位で疼痛増強。
足底の知覚鈍麻、
足指の内・外転力低下、
チネル兆候など。
●備考
保存療法が原則。
●メモ
足底の痛みを訴える患者が先日来院。
足底には少し赤みが確認できるが、それ以外はとくに外傷も問題なく。
足の指だけでなく、かかと付近や土踏まずの辺りも軽くさするように触るだけで
飛び跳ねるような痛みが確認できる。
もう30年近く病院で診てもらっているが、治らずとのこと。
今回は肩こりで来院した。
足底の痛みについては、こむら返りが良く起こることから、血液循環不良による神経過敏が原因ではないかと
思われるが、常に痛みを感じているようで不憫に思われる。