急性化膿性骨髄炎
● 概要 化膿菌による骨組織の急性の感染・炎症 黄色ブドウ球菌によることが最も多い 小児の骨幹端に好発 ● 症状 先行感染の存在はきわめて重要 全身または局所に、発熱、悪寒、全身倦怠感、熱感、発赤、腫脹、 局所の疼痛(運動時痛のみでなく安静時痛もある)などの炎症症状を呈する * 化膿性脊椎炎では、激しい腰背部痛がみられる ● 検査・診断 血液検査:白血球数、赤血球数(赤沈)、CRP(C反応蛋白質)が炎症指標 X線象:初期はびまん性の骨委縮像のみ MRIが病巣の広がりや腫瘍の検出にはもっとも有効 確定診断は細菌培養検査 ● 治療 初期には、切開排膿・病巣掻爬・郭清などの外科的処置を行う