ケーラー病(第1ケーラー病)
● 概念 足の舟状骨の無腐性壊死 フライバーグ(第2ケーラー病)と区別するために、第1ケーラー病と呼ばれる 好発年齢は3~7歳で予後は良好 男児に多い ● 症状 ①立位・歩行時の足舟状骨部痛による痛みを避けるため、足の外側を接地する 跛行を呈する ②足の舟状骨部の腫脹・圧痛を認める ● 診断 X線写真で舟状骨の扁平化・硬化と軟化が混在した不整像を認め、 骨核は扁平化して2、3個に分裂することもある ● 治療 除痛を目的とした保存療法(歩行用ギブス、足底板など)が原則 1~4年後にはX線像は正常化する 変形は遺さない