脳血栓
● 原因 動脈硬化(アテローム硬化)が多い ほか、血管炎、血液疾患など ● 症状 片麻痺、知覚障害、失語など 緩徐に発症、段階的に進行する * 発症前からTIA(一過性脳虚血発作)を繰り返すことが多い ● 備考 安静時の発症が多い...
脳塞栓
● 原因 心疾患(心房細動など)由来の血栓のほか、脂肪や空気などが脳の血管に 入って詰まることによる ● 症状 片麻痺、知覚障害、失語など 急激に発症、数分で完成する ● 備考 通常は前駆症状(TIA)を欠く ...
関節遊離体(関節鼠)
● 原因 離断性骨軟骨炎、関節内骨折、神経障害性関節症などによって生じる ● 症状 関節面に挟まると激痛、嵌頓症状(ロッキング)を起こす ● 備考 肘・膝関節に多い ● その他 スポーツ障害で骨折治癒段階で、X線などで判明することあり
変形性関節症
● 概念 関節軟骨の退行変性を基盤とする 中年以降の肥満女性に多い ● 症状 運動(開始)時痛、関節液貯留、朝のこわばり、 関節裂隙の圧痛、内反膝(O脚)、可動域制限など *寒冷・湿潤期に症状が悪化 ● 備考 ...
虫垂炎
● 概念 虫垂の管腔の閉塞に併発する急性膿性炎症 壊死、穿孔、限局性膿瘍へ進行することがある ● 原因 虫垂管腔が寄生虫、植物の種子、糞石などによって閉塞されたときに結構障害を 起こして感染がおこるとされている。 ...
ベイカー嚢胞・膝窩嚢胞
● 概念 膝窩の滑液包が腫大したもの。 中年以降の女性に多い。 ● 症状 貯留液が増えると膝窩部の圧迫感、鈍痛などを生じる。 ● 備考 腓腹筋半膜様筋包 ● その他 普通、膝に水が貯まるというと、膝の前側が多いが、 ...
坐骨神経痛
● 症状 梨状筋症候群では坐骨神経痛と大臀筋の筋力低下をみる。 ほか、股関節後方脱臼、椎間板ヘルニア、脊椎損傷など ● 備考 股関節疾患と坐骨神経痛との鑑別にパトリックテスト。 ● その他 臀部から下肢にかけての痛み、しびれを大雑把に坐骨神経痛と診...
骨粗鬆症
● 概念 骨形成の低下または骨吸収の亢進による骨量の減少 *骨質は正常 ● 原因 原発性(閉経後、老人性、特発性)、 続発性(内分泌疾患、ステロイド投与、不動化(安静・固定など)、骨形成不全症、 関節リウマチ、糖尿病など) ビタミンC不足...
化膿性関節炎
● 原因 多くは黄色ブドウ球菌による。 新生児・乳児は主に血行性感染で、ほかに関節内注射などが原因となる。 股関節と膝関節に多い。 ● 症状 関節の激痛(運動・安静時痛)、熱感、腫脹、発熱など ● 備考 ...
コンパートメント症候群
● 原因 コンパートメント(強靭な筋膜、骨間膜、骨組織によって囲まれている区画)内圧 の上昇による循環障害。 前方区画に多い。 前腕の屈側部、下肢の下腿部、手部の骨間筋部、母指球部に多い。 ● 症状 ...