筋委縮性側索硬化症(ALS)
● 概念 上位・下位の運動ニューロン変性を生じる疾患 ● 症状 上位運動神経症状:痙性麻痺、深部反射亢進、病的反射出現 下位運動神経症状:筋力低下(左右非対称)、筋萎縮、筋繊維束性攣縮 球麻痺症状:構音障害、嚥下障害、舌の萎縮・麻痺など ...
糖尿病
● 概念 血液中の糖の濃度を下げる働きをするインスリンの分泌量の減少や 作用が不十分で高血糖が慢性化した過血糖状態 ● 分類 Ⅰ型:若年(インスリン依存)型、 膵臓の細胞が破壊されて機能を失い、インスリンの分泌量が絶対的に不足 ...
廃用性症候群
● 概念 過度の安静や長期臥床、ギブスによる固定、全身や体の一部を使わないなどの 状態が続いた時に二次的障害として心身の機能に現れる病多岐な状態である ● 症状 関節拘縮、褥瘡、骨格筋萎縮、骨粗鬆症、静脈血栓症、尿路結石、 ...
心筋梗塞
● 概念 冠動脈の閉塞による心筋壊死 冠同動脈が動脈硬化などにより内腔が狭くなり、そこに血栓ができて血流がとだえて、 心筋が酸素・栄養不足になって壊死する ● 原因 アテローム硬化が多い 危険因子は喫煙、肥満、ストレス、家族歴、高血圧、糖尿...
慢性関節リウマチ
● 原因 自己免疫疾患とされる 20~50歳の女性に多い ● 症状 朝のこわばり、関節の腫脹・疼痛 関節の変形(尺側偏位、スワンネック、ボタンホール変形、ハンマー状足趾、クルケンベルグ変形) ...
重症筋無力症
● 原因 自己免疫疾患、アセチルコリン受容体の数が減少する ● 症状 易疲労、眼瞼下垂、複視、構音、嚥下・呼吸障害など(感覚障害なし) ● 治療 免疫抑制薬、胸腺摘出術など ● 備考 日内変動があり、夕方~夜にかけて悪化する ...
末梢性顔面神経麻痺・ベル現象
● 概念 原因不明の一側性末梢性顔面神経麻痺 ● 症状 額のしわ寄せ不能、口笛が吹けない、 閉眼困難、兎眼、ベル現象、眼瞼裂開大、口角下垂、 鼻唇溝が浅くなる(ときに消失) 舌前2/3の味覚低下、唾液分泌の低下、聴覚過敏など ● 備考 ...
てんかん
● 概念 反復性発作(てんかん発作)を主徴とする慢性脳疾患 大脳神経細胞障害 ● 症状 ・大発作:突然に意識が消失し、強直性痙攣→間代性痙攣が起こる ・小発作:突然に短時間の意識消失が起こり、すぐに正常に戻る ...
アルツハイマー病
● 概念 大脳の委縮に基づく初老期痴呆(痴呆は認知症に名称変更) 45~65歳に発症 女性に多い ● 症状 ①中核症状 記憶障害、見当識障害、失語・失行、失認など ②周辺症状 ...
パーキンソン病
● 概念 中脳黒質と大脳基底核の変性による錐体外路障害 小脳にある黒質の神経細胞が死滅して、ドパミンの量が減少するために 発症するとされている ● 症状 四徴 ①振戦(震え) ②筋固縮(筋肉がこわばる、鉛管歯車現象) ...